椀物
常磐もの白魚と会津地鶏の卵の玉子豆腐のお椀
懐石料理名:常磐もの白魚 会津地鶏の卵の玉子豆腐 短冊大根人参 うぐいす菜 木の芽
会津地鶏は通常の鶏の半分ほどしか卵を産まないため、濃厚でコクが豊かです。その卵を使った玉子豆腐を主役にしたお椀に、いわき市で1~3月に揚がる常磐ものの白魚や、春を告げるうぐいす菜などを添えました。短冊大根人参はまさに料亭の仕事ですが、ひと手間かけることでぐっと味わいが深くなります。
材料※作りやすい量
- うぐいす菜
- 4本
- 塩
- 適量
- 木の芽
- 適宜
<会津地鶏の卵の玉子豆腐>
- 溶き卵(会津地鶏の卵)
- 70ml
- カツオ昆布だし
- 70ml
- 薄口醤油
- 7ml
- みりん
- 3ml
<白魚の酒蒸し>
- 常磐もの[白魚]
- 20~24本
- 塩・酒
- 各適量
<短冊大根人参>
- 大根
- 40g
- ニンジン
- 40g
- カツオ昆布だし
- 200ml
- 薄口醤油
- 10ml
<吸い地>
- カツオ昆布だし
- 600ml
- 塩
- 少々
- 薄口醤油
- 少々
調理方法
<会津地鶏の卵の玉子豆腐を作る>
玉子豆腐の材料をしっかりと混ぜ合わせ、茶こしなどで漉す。
耐熱容器(7cm×11.5cmの流し缶がよい)に❶を流し入れてラップをし、蒸気の上がった蒸し器に入れる。強火で蒸し始め、再び蒸気が上がってきたら中火にして約20分蒸す。
蒸したての❷にカツオ昆布だし(分量外)を注ぎ入れ、常温で冷ます。
<白魚の酒蒸しを作る>
常磐もの[白魚]は2%の塩水で洗い、塩水を変えて5分ほど浸ける。
酒に❹をくぐらせ、クッキングシートに5~6本ずつ束にして並べ、強火で6~7分蒸す。
<短冊大根人参を作る>
大根とニンジンは短冊切りにする。
❻をそれぞれ食感が残るように茹でる。
カツオ昆布だしを沸かし、薄口醤油で味を付けたところに❼を入れ、ひと煮立ちさせる。煮汁に浸したまま冷ます。
<仕上げる>
うぐいす菜を塩茹でし、急冷する。
吸い地を作る。鍋にカツオ昆布だしを入れて温め、塩と薄口醤油で味を付ける。
玉子豆腐を4等分にしてお椀に盛り、❺、❽、❾を添える。➓を注ぎ入れ、木の芽をあしらう。
当日、料理人が調理したレシピも一部簡略化しています。