震災後、地震で店が色々と壊れ、また津波で店内も膝ぐらいまで浸かってしまいました。店の一番の売りでもある鮮魚が販売できたのは震災から4ヶ月後でした。
店を立て直すのも本当に大変でしたが、やるだけやってみよう！とお店の再建に取り組み、福島で頑張る人たちと互いに助け合いながら、長い年月をかけてここまで復興を進めてきました。

元々大熊町は梨やキウイの生産が盛んで、いちごはそんなに作ってはいませんでした。
大熊町の復興のために新たな特産品を作ろう！とみんなで考え、そこで復興に向けて取り組むメインの事業として
いちごの生産が始まりました。今では東北最大規模にまで発展し、大熊町の農業再生のシンボルにまでなりました。

震災を機に仕事を辞め、地元福島に帰ってきました。
復興への足がかりとして、人との繋がりを持てる場所を作りたいという想いで活動しており、その中でこの「TATSUNO BASE」も立ち上げました。一人でも多くの人に来てもらう、知ってもらう、食べてもらうことが大切です。