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福島の皆さまに、
未来をつくる取組をご紹介します。

Vol.6|2016年11月14日

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「福島フェス2016」福島・楢葉町が6年ぶりにお米を出荷 5mの太巻きで美味しさアピール!
~ こころ つなぐ ならは 明日へ ~


ならは米すくいどりチャレンジの様子

意外と難しい?
ならはのお米すくいにチャレンジ

福島県浜通りにある双葉郡楢葉町。積雪は年に1、2回程度と、太平洋特有の温暖な気候に恵まれた町です。2011年の東日本大震災において、未曾有の被害に見舞われた同町。ふるさとの原風景を取り戻すため、町民一丸となって町の復興・再生に取り組んでいます。

その努力が実を結び、この秋、6年ぶりの新米がついに出荷。採れたての新米は10月15日(土)~16日(日)に東京・港区六本木ヒルズアリーナで開催された「福島フェス」でふるまわれました。会場では来場者とともに5・4mの「ならは太巻き」づくりに挑戦。町制60周年を迎えた楢葉町のキャッチコピー「こころ つなぐ ならは 明日へ」の文字を刻んだフラッグピックを刺して完成した太巻きに200人が舌鼓。ならは米の美味しさを堪能しました。

このほかフェスでは「ならは米」の美味しさをさらに知ってもらおうと、ゲーム感覚でお米の重さを当てる「ならは米すくいどりチャレンジ!」を開催。枡を使って300gのお米をすくい上げるこの催しは、小さな子どもからお年寄りまで参加することができ大好評。参加者には幸せを呼ぶ四葉のクローバーの種と、ならは米300gがプレゼントされました。
2015年9月に避難指示が解除されてから1年が経過した楢葉町。少しずつではありますが、かつての元気を取り戻しつつあります。ならは米の出荷再開を機に、美しくやすらぎに満ちた緑あふれる町を取り戻す―。
その思いを胸に、町民一丸となって復興の歩みを進めています。


「新しい東北」交流会 in 郡山 平成28年11月19日(土) ビッグパレットふくしま
震災復興の最終目標は「まちのにぎわい」を取り戻すことです。インフラや住宅等(ハード)の復旧が進みつつある中、「まちの賑わい」を取り戻すためは、「人々の活動(ソフト)」の復興が必要です。 「新しい東北」官民連携推進協議会では、平成28年11月19日(土)にビッグパレットふくしま(福島県郡山市)で、「新しい東北」交流会in郡山を開催します。交流会はどなたでもご参加できます。奮ってご参加ください。

▶「新しい東北」ポータルサイト  http://www.newtohoku.org/index

「新しい東北」復興・創生顕彰の創設について


復興庁では、被災地が従前より抱える人口減少等の地域課題を解決する「新しい東北」の実現に向けて、被災地で進む様々な取組を普及・展開することとしています。それに向け大きな貢献をされている個人及び団体を顕彰し、こうした活動を広く情報発信するとともに、被災地内外への普及・展開を図ることを目的とし、「新しい東北」復興・創生顕彰を創設します。
この一年間で「新しい東北」の実現に貢献された個人・団体を自薦・他薦により広く募集し、外部有識者による選定を経て、被顕彰者・団体を決定いたします。なお、顕彰式典は、2月上旬を予定しています。
各部門ともに、自薦及び他薦で応募を受け付けます。他薦の場合は、あらかじめ推薦する候補者・団体の同意を得るものとします。応募は、専用のウェブサイト内の応募フォームをご使用ください。

▶「新しい東北」復興・創生顕彰  
https://newtohoku.secure.force.com/kenshou/

「新しい東北」のロゴ

「失われた街」模型復元プロジェクト -記憶の街ワークショップ for楢葉-


復元模型

当時を感じることができる記憶が、
旗には記されている

東日本大震災とそれに伴う大津波により、東北・関東地方の太平洋側沿岸部で、多くの街や集落が一瞬にして失われてしまいました。かつて街が湛えていた豊かな日常を想い、街への追悼を行わなければならない。そんな思いから立ち上がったのが、神戸大学槻橋研究室による「失われた街模型復元プロジェクト」です。福島フェスでは、楢葉町の震災前の復元模型を一部展示。失われた街や村を1/500の縮尺の模型で復元し、地域に育まれてきた街並みや環境、人々の暮らしの中で紡がれてきた記憶を保存・継承していくことを目指しています。

街と対話をすることでよみがえる ふるさと
「街と対話をすることで人々の魂が街に命を吹き込む」と語るのは、神戸大学槻橋修准教授。復元模型の制作は建築学生によるボランティアを中心に、地域住民や街の再生を願う方々の協力を仰ぎながら進められてきました。真っ白な模型に色を塗り、形にしていくのはかつてその街に住んでいた人々。自宅や思い出の場所に小旗を立てながら古里を明確に再現しました。「記憶の中にあるふるさとをかたちにすることで、復興への力になってもらえたら」と、槻橋准教授は言葉を続けます。

模型によって復元された街が、未来のまちづくりにつながることを信じて―。模型復元は、街への愛着や地域のつながりを取り戻していくきっかけになることでしょう。

▶東日本大震災復興支援「失われた街」模型復元プロジェクト http://www.losthomes.jp/

復興庁公式アカウントを開設しました


現場での復興の進捗をはじめとした様々な取組みを、タイムリーに情報発信していきます。施策に関する紹介だけでなく、各地で行われる復興関連イベントや地域の魅力発掘の取り組み、自治体・企業・NPOや個人の取り組み、東北の産品の紹介、観光振興に関するものなど、復興に資する情報を積極的にアピールしていきます。
様々な経験・経歴をもった復興庁の職員達が、親しみやすく個性的な内容を発信していきます。ぜひご覧ください。

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