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イベントレポート

親子で楽しむ福島ツアー

おいしい・たのしい福島へ会いに!

関西に住む小学生の親子5組10名を招待し、福島の魅力と出会うツアーを開催。
2023年12月25日(月)~26日(火)の2日間で、震災の伝承施設をめぐり、福島の食や観光を堪能しました。

おいしい・たのしい福島へ会いに!
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今回親子のみなさまがめぐった場所に行けるツアーが一般販売中!

親子で楽しむ福島ツアー

【品川駅・東京駅・上野駅発】【小学生同行親子・ご家族限定】東北最大級水族館アクアマリンふくしま& サッカーの聖地Jヴィレッジとワンダーファーム袋いっぱいトマト狩り体験&ランチビュッフェ

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〈1日目〉 福島ってどんなところ?

ツアーのはじまりは大阪国際空港(伊丹空港)から。飛行機で約1時間で福島空港に到着しました。最初の目的地「道の駅なみえ」では、名物の釜揚げしらす丼とご当地グルメのなみえ焼そばを味わいます。

このツアーで楽しみにしていることは「福島の食べ物」。
しらす丼はしょうがと一緒に食べてふわふわであったかくておいしかった!

(和田眞ノ佑さん / 小6 / 大阪)

家で食べる焼きそばより2~3倍麺が太かった!
お皿に書いてある「何事も馬九行久(うまくいく)」という言葉に福島の想いを感じました。

(福田環妃さん / 小6 / 大阪)

食事のあとは1日目の最後に行う「るるぶ編集塾」のワークショップで使うおみやげ探しもしました。今回のツアーは、ただ福島を知るだけではなく、福島の魅力を自分たち目線で発信することもミッションのひとつ。子ども記者になった気分で、2日間をかけめぐります。

つぎに訪れたのは「震災遺構浪江町立請戸小学校」。東日本大震災で津波におそわれた当時の姿を残した場所です。

ここに来る前、震災のことを写真では勉強してきたけど、いざ見てみると、自分がいつも行っている学校で……。その当時の子たちと同じような行動がとれるかといったらちょっと不安になりました。

(荘司順史さん / 小6 / 大阪)

私も子どもが2人小学校に通っていて、同じ状況になったらと考えると、胸にせまるものがありました。 避難場所など本当にもっとしっかり家族間で共有することがとても大切だと思いました。

(大平彩羽さんの母 / 兵庫)

東日本大震災が起きた2011年3月11日は、今回参加した小学6 年生でもまだお母さんのお腹のなか。親世代は阪神・淡路大震災も経験していますが、「なかなか震災というものを身近に感じられていなかった」と話していた子どもたち。はるばる遠くからやってきて、自分の目で見て、感じたものは、たくさんの学びとなったようでした。

つぎは「東日本大震災・原子力災害伝承館」へ。「富岡町3・11を語る会」代表の青木淑子(あおきよしこ) さんから当時のお話を伺います。青木さんは県立富岡高校の元校長で、子どもたちに紙芝居を使いながらわかりやすく原子力災害について語ってくださいました。

(震災から4年後、校舎の片づけや当時残してきた私物の回収のため、生徒が避難後はじめて校内に立ち入った時の話を聞いて)荷物よりも、自分たちが学んだ校舎を歩き回ったり、会えなかった友達に向けて黒板にメッセージを書いたというエピソードが一番こころに残りました。

(大平彩羽さん / 小4 / 兵庫)

何も知らないことが一番怖いですよね。自分の目で見ること、実際に体験された方の生の声を聞くこと、まず「知ること」が何よりも重要だと感じました。関西でも南海トラフ地震への備えが必要といわれており、改めて対策しなければと思いました。

(福田環妃さんの母 / 大阪)

伝承館ではパネルや映像などさまざまな資料をとおして、震災以前の人びとの暮らしや震災の様子、そして復興への取り組みが紹介されています。子どもたちは熱心にメモを取りながら、震災を少しでも理解しようと真剣な表情を見せていました。

1日目の宿泊先は「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」。ここでは「るるぶ編集塾」と題して、子ども記者となって福島の魅力を発信するワークショップを行います。朝最初に立ち寄った「道の駅なみえ」で、事前に福島のおいしいおみやげをリサーチ。
特産品のフルーツを使ったお菓子、自慢の海鮮を加工した瓶もの、ご当地ならではのグルメなど、友達や家族に紹介したい!と思ったものを選びました。

おみやげを試食していろんなものを食べられたのがうれしかったです。桃のマカロンがおいしかった!
私はご当地もので「べこカップ」と「なみえ焼そばソース煎餅」を選びました。
写真映えを意識して選びました。

(木下紗江さん / 小4 / 大阪)

今回のツアーで、復興に向けてがんばる「東北魂」の芯の強さを感じました。私たちは福島のために何ができるだろうと考えたとき、旅行で訪れて、福島のおみやげをたくさん買ってみんなに渡して…
「福島楽しかったよ!」とあたらしい姿を伝えていけたらなと思いました。

(荘司順史さんの母 / 大阪)

みんなで試食して、商品の紹介コメントを作り、選び抜いた福島のおみやげは、後日、プロの編集者が小冊子にまとめ仕上げていきます。情報発信をするたのしさを学んだ子どもたちは、福島の魅力をもっと知りたいと2日目に向けて期待が高まっていました。

〈2日目〉 福島ってこんなにあたらしい!

2日目は「相馬野馬追(そうまのまおい)」で有名な南相馬市からスタート。のどかな風景とおいしい空気を味わう乗馬体験は、 今回のツアーでとくにたのしみにしていると多くの子が挙げてくれました。

昔ちょっとだけ馬に乗ったことがあるのですが、こんなに歩いたことはありませんでした。
馬に触ってみるとサラサラしてて気持ちよかったし、馬に乗ると背が高くなったみたいだった!
緊張したけどとてもたのしかったです。

(木下紗江さん / 小4 / 大阪)

今回お世話になった「カリフォルニアライディング」では、馬と一緒にキャンプができる“馬キャン” が人気で、手ぶらBBQもできるのだとか。この日は12月とはいえ暖かく、天気にも恵まれ、大自然のなかでリラックスできて大満足の様子でした。

つぎに訪れたのは「福島ロボットテストフィールド」。こちらは“福島イノベーション・コースト構想” といって、東日本大震災および原子力災害によって失われた浜通り地域にあらたな産業をつくろうという国家プロジェクトの場のひとつ。世界でもめずらしいロボットの一大開発拠点となっています。

被災したこの地域に最新のテクノロジーがあることは知らなかった。
もっと日本から世界に発信してほしいです。今回体験したプログラミングを使ってロボットを動かすのは、思い通りに進まなくて難しかったけどたのしかったです。

(福田環妃さん / 小6 / 大阪)

人の手が足りないところでロボットが活躍したり、災害が起きた危険な場所でロボットを使って救助していくなど、はじめて知ることばかりでとても勉強になりました。

(木下紗江さんの母 / 大阪)

※今回ツアーで体験したプログラミング教室は、
㈱リビングロボットが提供するものです。

1日目は震災の爪痕が生々しく残る様子をみて、「こころがギュッとなった」と語っていた参加者たち。それでもこれらの体験をとおして、福島のあたらしい未来や希望を肌で感じ取り、知らなかった福島の姿と出会え、明るい表情をしていたのが印象的でした。

2日目のお昼は小名浜港に面した「いわき・ら・ら・ミュウ」で海鮮丼ランチ。市場には地元産の新鮮な魚介類を扱うお店がたくさん並び、食事後はおかいものも楽しみました。

海鮮丼がおいしかった!全部食べました。市場はやさしい人が多かったです。
こんなにたくさんの種類がある光景はあまり見たことがありませんでした。

(和田眞ノ佑さん / 小6 / 大阪)

まだ生きている伊勢えびが水槽のなかにたくさんいて驚きました!
地元では見ないような魚がたくさんいました。
2階にある震災の展示では、当時の子どもたちの感謝のメッセージなどを見ることができました。

(大平彩羽さん / 小4 / 兵庫)

そして最終目的地「アクアマリンふくしま」へ。この施設で一番の人気スポットは、黒潮と親潮が出会う福島県沖の「潮目の海」を表現した大水槽。海のなかに入ったような気分で、ゆたかな環境で育まれる生きものたちを観察しました。

普通の水族館では魚のお腹とかあまり見れないけど、潮目の海の水槽で、いろんな角度から見れてよかっ たです!深海魚コーナーの展示もおもしろかったです。

(荘司順史さん / 小6 / 大阪)

風評の影響で実は福島のお魚が心配なところはありました。
けれど実際に福島に来て、直接話を聞いて、目で見て、肌で感じて、福島の食べ物を食べて…
“体験して感じること”は本当に違うんだなと思いました。

(和田眞ノ佑さんの母 / 大阪)

こうしてさまざまな形で「福島の海」にふれ、堪能した子どもたちは、地元とはまた違った魅力に気づいたようでした。空港へ向かう帰りのバスではすっかりおやすみモード。全力で学び、全力でたのしんだ2日間…はじめての福島は、想像以上に充実したものとなりました。

わたしが感じた「あたらしい福島」

(福田環妃さん / 小6 / 大阪)
来る前は東北自体あまり知らなかったけれど、空気がきれいでリフレッシュできる場所だと思いました。まだいろんな課題があるけれど、復興している印象を受けました。

(木下紗江さん / 小4 / 大阪)
震災の影響を見てびっくりしたところもありましたが、あたらしい福島の姿を見て、がんばっているなと思いました。大阪と福島は飛行機で行くと近いので、また福島に来たいです!

(和田眞ノ佑さん / 小6 / 大阪)
福島ロボットテストフィールドができた理由がよくわかった。新技術で進化していく福島に未来を感じました。友達にも、福島がよかったこと、ごはんがおいしいことを伝えたいです。

(大平彩羽さん / 小4 / 兵庫)
伝承館や小学校などみんな忘れないように、つぎに伝えようという思いが伝わりました。まだ復興の途中だけど、たのしいところ、おいしいものがたくさんあって、また来たいと思いました。

(荘司順史さん / 小6 / 大阪)
学校の授業で震災のことは知っていたけど、どこか他人事でした。でも今回、自分事として考えられるようになったし、福島のいいところや食べものがおいしいことを親しい人に伝えていきたいです。

今回親子のみなさまがめぐった場所に行けるツアーが一般販売中!

親子で楽しむ福島ツアー

【品川駅・東京駅・上野駅発】【小学生同行親子・ご家族限定】東北最大級水族館アクアマリンふくしま& サッカーの聖地Jヴィレッジとワンダーファーム袋いっぱいトマト狩り体験&ランチビュッフェ

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