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岩手の皆さまに、
未来をつくる取組をご紹介します。

Vol.8|2017年1月27日

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東北の魅力を世界に発信、そしてアクションへ ~ 外国人ライター・ブロガーによって気づく、新しい東北の魅力 ~

株式会社オールアバウト

訪日外国人客数は増加傾向にあり、2016年には、過去最高の2,400万人余りが日本を訪れました。(日本政府観光局2016年 訪日外客数より)。それに伴い、各地方自治体がインターネットを活用した積極的な情報発信をするほか、企業による外国人向け情報サイトも多数開設されました。しかし、各都道府県の有名スポットに注力し過ぎていたり、外国人目線が欠如しているなど、まだ課題が多いことも事実です。そこで復興庁では、「新しい東北」情報発信事業として、「旅」をテーマとした支援事業を募集。総合情報サイトを運営する株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区)とタッグを組み、東北の知られざる魅力をグローバル視点で発信する取組を開始しました。

東北ツウアンバサダーが
独自の視点で東北の魅力を発信

東日本大震災による東北旅行への影響

サイトの開設にあたり、All about JapanのSNSアカウントをフォローする外国人467人に対し、東北についての意識調査を実施。その結果、約7割の人が「まったく不安ではない」と回答。

これにより、懸念された風評被害が影響していないことに安堵すると共に、なぜ東北を訪れる訪日外国人が少ないかという課題が浮き彫りに。 自ら「東北ツウ」という、カナダ出身の編集長マイケル・カナート氏は、「東北エリアには、歴史的建造物や、美しい自然、郷土料理、温泉など日本の魅力が凝縮されており、各県も周遊しやすいことから、特に訪日リピーターが多いアジア圏では次なる観光地として候補に挙げられやすいと考えられます。
一方、英語圏においては、東北は歴史的なトピックも乏しく情報も圧倒的に少ないため、認知が低い現状です。そもそも、日本に雪のイメージがあまりないため、ウィンタースポーツができることや、雪質の良さ、景色の美しさなどを発信していくことで、東京との違いをアピールし、東北の魅力を訴求していくことが課題といえそうです」と、語ります。

「All About TOHOKU Resorts」 では5か国15人の「東北大好き」な外国人ブロガーやライターを東北ツウアンバサダーに認定、外国人ならではの視点で新たな東北の魅力を発掘。「雪」「絶景」「食」をメインテーマに、温泉やお祭りなど、外国人に人気のテーマを掘り下げてツウな東北情報を発信します。

詳しくは All About TOHOKU Resorts
https://allabout-japan.com/en/tag/tohoku/

「みんなで未来をつくろう教室」が岩手県山田町の船越小学校で開催されました

11月24日から12月16日にかけて、「みんなで未来をつくろう教室」の授業が、船越小学校で行われました。今回参加してくれたのは、22名の小学6年生の皆さんです。町の皆さんや、ご家族にもインタビューを行ってそれぞれが持ち寄った"山田町の良さ"を基に、CM劇のアイディアを出し合いました。小道具にもこだわって、各班それぞれが個性的なCM劇を演じてくれました。

自分たちがいちばん伝えたいことって、何だろう?

町の人や家族、そして自分たちから出た町のよさをもとに話し合い。「やっぱりこれが伝えたい!」
「こっちもいいよ」など白熱した議論が交わされました。

それぞれに見つけた町のよさがいっぱいのCM劇に。

できたCM劇は、"一年中自然豊かな町" "海の幸も山の幸もおいしい町" "誰でもやさしい町" "夜の海が光る町" "養殖業が盛んな町"。最初は「これでいい?」と先生に聞いていた子供たちも、最後は「こうしよう!」と夢中になってつくりました。

授業を行った長山先生の感想

「自分たちの住む山田町のよさが伝わることを目指して、協力してひとつのCMを作り上げていく過程を通して子供たちの成長を感じることができました。」

みんなの未来をつくろうニュース

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