● イベントレポート ●
知って、学んで、行ってみよう!ふくしま@渋谷モディ
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日時
3月14日(金)~16日(日)
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会場
渋谷モディ 1階店頭プラザ
福島の魅力と
楽しさを体感!
渋谷モディで
イベントを開催
復興庁は渋谷モディにて、福島の魅力や東日本大震災からの復興状況を体感できるイベント「知って、学んで、⾏ってみよう!ふくしま@渋谷モディ」を開催しました。会場には「福島の今」を伝えるパネル展示や動画コーナー、巨大赤べこのオブジェ、福島名産品が当たる巨大ガチャなどを設置。赤べこをモチーフにしたキャラクターふくしまを応援する「ベコ太郎」も登場し、多くの人々がイベントを楽しんでいました。
若者で賑わう渋谷・公園通りで
“福島の今”を発信
今回の復興庁によるイベントは、渋谷・公園通りの入り口にある人気ショッピングモール「渋谷モディ」の店頭で行われました。オープンスペースに設置された会場には10〜20代のグループから家族連れまで多くの来場者が続々と訪れました。
福島の復興の現状を伝えるパネル展示コーナーでも、多くの人が足を止めて見入っていました。「放射線の空間線量率」のパネルでは、原発事故発生当時と現在の空間線量率を比較し、空間線量率が低下してきている様子を紹介。また、現在の福島県内の空間線量率が、日本のほかの都市や世界の国々と比較しても大きな差がないことを伝えました。
展示パネルを見て
「初めて知った」「安心した」
続いて、「放射線の基礎知識」のパネルでは、放射能と放射線の違いや自然放射線による年間線量などを解説。これらのパネルを見た東京都在住(30代女性)は、「放射線の量が減っていることが視覚的にわかってためになった」「放射線の単位などの基本情報を初めて知ることができた」と話してくれました。
同コーナーには、ALPS処理水の海洋放出に伴うモニタリングの状況や、農林水産物のモニタリング検査の結果を伝えるパネルも展示。これらを見ると、前者は安全の基準を満たしており、後者は基準値を超えているものはほとんどないことがわかります。
さらに詳しい情報はこちらをご覧ください。
ちゃんと知っておきたいALPS処理水のこと
ちゃんと知っておきたい放射線のこと
「農林水産物のモニタリングの検査の結果」のパネルを見ていた女性(50代)は、「農林水産物の検査結果を見て、大丈夫なんだなと思って安心しました」と笑顔に。娘さん(10代)は、福島については同世代の間でもSNSで話題になることがあり気になっていたそうで、「復興の様子が詳しくわかってよかった」と語っていました。
福島県相馬市在住のご夫婦は「こうした取り組みを都会でしてくれていることがうれしい」「これで地元の様子が少しでも多くの人に伝わってくれたらいいな」「今は相馬も日常生活を取り戻しているので、ぜひ来てほしい」と話してくれました。
巨大な赤べこや巨大ガチャ、
ベコ太郎も大人気!
会場で特に多くの人の目を惹きつけていたのが、フォトスポットとして設置された巨大な赤べこです。福島県会津地方の郷土玩具として有名で、今回のオブジェはなんと高さ約1.3m、体長約2.7mというビッグサイズ。これを見て会場に立ち寄ったという人も多く、中高生から若者グループ、赤ちゃん連れの女性、外国人の家族まで、多様な人々が記念撮影を楽しんでいました。
イベント中には、赤べこをモチーフにしたキャラクターふくしまを応援する「ベコ太郎」も登場。どこかとぼけた表情とユーモラスな仕草でたちまち会場の人気をさらい、女性を中心に2ショットを撮る人が続出しました。
福島県の名産品が当たる巨大なガチャも人気を集めていました。福島県や福島県の復興に関するクイズとアンケートに答えるとガチャに挑戦できる仕組みになっています。中身はベコ太郎ステッカー他、福島名産品が入っています。
来場者がガチャを回してカプセルが出てくるたび、スタッフやほかの来場者から大きな拍手が起こり会場がパッと賑やかに。20代の娘さん2人と訪れた女性は、ガチャで至福の桃グミをゲットし、「桃が大好きなのでうれしい」と大喜び。小さな子どもたちも挑戦しており、当たった景品を掲げて大はしゃぎするなど、ほほえましい光景も見られました。
多くの人が「福島の今」を体感した今回のイベント。来場者の中には、福島の現状や魅力に触れて「震災前に観光に行ったきりだがまた行ってみたくなった」と語る人もいました。明るい笑いと歓声に包まれたイベント会場。新たな福島の魅力に出会うきっかけになったようです。