タブレット先生の福島の今

数字で見る福島の今

東日本大震災から12年。今なお続く風評を払拭するためには、福島のことを「知ってもらい」、福島のものを「食べてもらい」、福島に「来てもらう」ことが大事なんだ。そこで、「数字で「知って!」、「食べて!」、「行こう!」福島」では、食べ物の検査の状況や福島を訪れる人の状況など、福島の復興の現状を「数字」で紹介するよ。

1.福島産の農林水産物の今を見てみよう!〜厳しい検査をクリアして出荷!〜

福島県産農林水産物については、生産段階(産地・生産者)、流通段階、消費段階において放射性物質の検査が行われ、安全性が確認された農林水産物のみが出荷されています。

食品中の放射性物質検査結果(2021年度産)

基準値超過数(件)/検査数(件)

  • 河川・湖沼の魚類
    0

    0/306,821件

    2021年9月16日~2022年6月6日

  • 野菜・果実
    0

    0/2,091件

  • 畜産物
    0

    0/3,682件

  • 海産魚介類
    1

    1/3,956件

  • 栽培山菜・きのこ
    0

    0/628件

  • 野生山菜・きのこ
    0

    0/664件

  • 内水面養殖魚
    0

    0/46件

  • 河川・湖沼の魚類
    2

    2/401件

出典:福島県ホームページ(食品の検査体制)

  • ①ふくしまの恵み安全対策協議会
  • ②福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報

2.海外でも人気上昇!福島の農産物とお酒

震災前の主な輸出先の一部の国・地域において今なお輸入規制が続く中、福島県農産物及びアルコール類の輸出量は各々432トン、549キロリットルとなり、過去最高を更新しました。なお、福島県産の日本酒については、全国新酒鑑評会において金賞受賞数回連続日本一を達成するなど高い評価を受けています。

輸出状況は震災前と比較すると増加し、2021年度は過去最高の輸出量を更新!

153t 17t 2t 5t 11t 40t 67t 213t 218t 305t 285t 332t

アルコール類の輸出量は過去最高を更新!

92kl 129kl 153kl 168kl 255kl 296kl 335kl 364kl 318kl 549kl

出典:福島県県産品振興戦略課

3.福島と海外の空間線量率

福島県内の空間線量率を世界と比べてみると……

出典:海外の放射線量については日本政府観光局、福島県内については復興・再生のあゆみ(第9版)(令和4年12月27日発行)、ケララについては「UNSCARE2008報告書」を基に作成

  • ・ Sv(シーベルト):放射線によって人体が受ける影響の大きさを表す単位
  • ・パリは2017年10月、ロンドンは2018年1月、ニューヨークは2019年1月、ベルリン、シンガポール、香港、北京及びソウルは2019年9月、東京都は2021年9月、福島県内各所は2022年9月時点の数値。
  • ・1000μSv(マイクロシーベルト)=1mSv(ミリシーベルト)
  • ・1000mSv(ミリシーベルト)=1Sv(シーベルト)

4.福島を訪れる人の数

福島県内に宿泊した外国人の数は、2017年には震災前以上に回復しましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う、多くの国における海外渡航制限や、日本での検疫強化、査証の無効化等の措置により、2020年以降は大幅に落ち込んでいます。

8.7万人 2.4万人 2.9万人 3.1万人 3.7万人 4.8万人 7.1万人 9.6万人 14.1万人 178,810人 51,180人 20,390人
2020年の外国人宿泊数は、新型コロナウイルスの影響で大幅に減少
出典:宿泊旅行統計調査 観光庁
(注) 従業員数10人以上の宿泊施設を対象。