みんなで未来をつくろう教室みんなで未来をつくろう教室

これまでに実施された「つくろう教室」を
レポートします!

9月3日に、福島県南相馬市で開催された「つくろう教室」をご紹介します。

つくろうレポート! 野馬追の伝統も、農業高ならではの発想も。
「みんなで未来をつくろう教室」が
福島県南相馬市 相馬農業高校で行われました!

毎年夏に行われる伝統行事「野馬追」でも有名な南相馬。相馬農業高校では、9月3日、農業クラブの活動として、「みんなで未来をつくろう教室」が行われました。

他の町にはないよさって? 1時間目:いろんな視点で南相馬のよさ発掘!

農業クラブの1~3年生17人が集まって始まったつくろう教室。
「この授業は、みんなが社会人になったときにもきっと役に立つよ」授業を進めるのは、顧問でもある藤原先生。
1時間目は、南相馬のよさについて、様々な視点から考える取り組みを行いました。

町の人たちの地元愛を感じたね! 取材:
インタビューは、畑で、海で、馬小屋で。

その後、生徒たちは4班にわかれて、農家や海などへインタビューに出かけました。
馬を飼っている生徒・西くんの家に訪問した班は、おじいさんに質問。「南相馬のよさは何ですか?」

「やはり野馬追だ。1070年続く祭りを大切にしたい」。また、旅館「もりのゆ」のご主人は東京に住んでいたことがあるそう。「向こうとは人柄が違う。ここは、思いやりのある人が多い」。
話を聞くほどに、この地域にしかないものがたくさんあることを感じた時間でした。

高校生ならではのブレークスルー! 2・3時間目:
伝えたいことを、CMにしよう。

午前中を使ってたくさんの南相馬のよさを発見した生徒たち。午後の時間は、それらを元にCMづくりを行いました。

「本当に伝えたいことって何だろう?」「私はこれを、未来に残したいと思う」。話し合う生徒たちの表情は、真剣そのもの。全国大会、農作物販売など地域内外での活動も多い農業クラブだけあって、人に伝えることの難しさも日常的に感じているところ。CMのストーリーづくりでは、パソコンを使って表現しようと画策する班もあり、さすが高校生の工夫が垣間見えました。

キャッチコピーが決まってたね! 4時間目:
4つの班が、CM劇を発表!

朝から一日かけてつくりあげたCM劇は、人や自然、農業、文化と、4班それぞれの視点が際立つものになりました。
「泥だらけの町」「野馬追SAIKOUの町」「インスタ映えする町」そして「電子レンジのような(あったかい)町」。
「たくさんあるよさから苦労してしぼりだした分、内容の濃いCM劇ができた」と藤原先生。南相馬の未来を担う生徒たちには、農業クラブの活動だけでなく、これからの人生にもこの経験を活かしていってほしいと思います!