福島の皆さまに、
未来をつくる取組をご紹介します。
この度、復興大臣に就任した今村雅弘です。直前までは、衆議院国土交通委員長や東日本大震災復興特別委員長を務めておりました。
東日本大震災でお亡くなりになった多くの方々、被災された皆様方に、改めてお悔やみ、お見舞いを申し上げます。単なる復旧にとどまらず、皆が希望を持てる「新しい東北」を創造していくことが何よりの弔いであるとの強い思いを持って、復興の加速化に努めます。
大臣就任後、被災3県の県庁や被災地を訪問してきました。発災直後より被災地を訪問してきましたが、多少の地域差はあれ、復興が一歩一歩、着実に進展している様子が見受けられました。復興に携わられた皆様方に敬意を表します。
一方、復興の進展と共に、新たな課題も生まれてきますが、臨機応変かつ的確に産業・なりわいの再生等を進めていきます。観光も復興にとって重要です。国鉄、JRで勤務した経験も活かして、観光振興に努めます。
福島は、原発被災という特別な状況があり、それに応じた課題があります。国が引き続き前面に立って、復興を進めていきます。
東日本大震災からの復興は、政府の最重要課題であり、日本全体で取組むべきものです。皆様に寄り添い、未来への希望を高く掲げて共に歩んで行きましょう。
震災後から、福島で避難者支援・地域活性化に向けた活動を続けている本田紀生さん。多くの仲間と共に、新しいふくしまをつくるため、田村市で今年の春から新たに動き出した取組があります。
食材の宝庫である福島。その中でエゴマは、戦前まで山間地域で伝統食材として栽培されてきました。田村市のある阿武隈地域でも、エゴマは「じゅうねん」と呼ばれ、「じゅうねんモチ」、「じゅうねん味噌」など、調味に欠かせないものとして暮らしに根差してきましたが、戦後の食生活の変化、流通の発達などによって自給自足の生活が変していくなかで、いつしかエゴマの食文化も忘れられていき、風前の灯となっていました。
しかし、震災後に田村でエゴマ農家を営む渡部さんとの出会いから、「一般社団法人日本えごまの会・ふくしま」の立ち上げを支援。 近年の海外における日本食への関心の高まり、とりわけ健康志向による、日本食の食材自体への関心も高くなっています。そのため、成人病予防、脳内活性に大切なアルファ・リノレン酸が多く含まれるエゴマにアメリカの健康食品会社が着目。連携してさまざまな新商品を開発し、輸出していこうとしています。
新商品の開発には、船便での輸送であることから、日持ちの問題など多くの技術的な工夫も必要ですが、しっかりとした「福島のエゴマ」へのブランディングを行なうことで、「農家の人々の支援、地域の産業創出のため、一過性のブームで終わらない、福島産品の代表として世界に通用する産品に育てていきたい。」と、本田さんも出会った仲間と助け合い・支え合いながら、エゴマの未来をつくろうと取組んでいます。
福島から世界へ!田村のエゴマ畑から、
新しい商品が生まれようとしています。
「みんなで未来をつくろう教室」が、いわき市教育委員会が行う次世代リーダー育成プログラム「いわき生徒会長サミット」の研修プログラムとして、7月31日に開催され、市内中学校の生徒会役員ら43名が参加。生徒らは事前に「いわきのよさ」をインタビューした上で、各校混合の8班に分かれ、最後はテレビ枠内でCM劇を発表しました。
協働を実感した話し合い
「チームで沢山のアイディアを出し合って、自分の知らないいわきを知ることができた」
そんな発想があったのか!
方言の響きを「耳が喜ぶいわき」、人の温かさを「全員親せき疑惑」などのコピーが誕生。