みんなで未来をつくろう教室

「みんなで未来をつくろう教室」が宮城県石巻市 耕人塾で行われました。

石巻の未来を背負う若者の人間力を磨く「耕人塾」では、
有志で集まった中・高生たちが、さまざまな活動を行っています。
この夏、塾生の中学1年~高校3年生が「みんなで未来をつくろう教室」に取り組みました。

07

/

15(土)

1時間目

石巻のよさって何だろう?

耕人塾の今年度のテーマは「世界に誇れる石巻地域にしようー発信!未来へ―」ということで、まさに、発信のひとつであるCMづくりに挑戦です。
授業をする平塚先生から、石巻の魅力って何だと思う?と問いかけられ、自問する子どもたち。さぁ、それぞれどんなよさを発見したのでしょう。

08

/

01(月)

取材

CM作りのための取材にみんなで奔走!

この日は、石巻が1年でいちばん賑わう「川開き祭り」の日。
県内外からたくさんの人が訪れる中、「石巻のよさって何だと思いますか?」と聞き取り取材に奔走しました。声をかけても県外の方だったり、お店の方は忙しかったり……それでも自分を奮い立たせ、町の魅力を見つけていきます。復興まちづくり情報館では、イギリス出身のリチャードさんにも取材。3年後にむけて、海外視点の意識もいれました。

08

/

06(日)

2~4時間目

いよいよCM劇の発表!

まずは、これまでに集めたよさの中から、自分がよいと思うものを5つ選びます。が、意外と最後の1つが難しい。「うーん…」と悩む表情がアチコチに。
次は、班に分かれてひとりひとりが発表。同じよさをあげていても「どうしてよいと思ったか?」は人それぞれ。みんなの前で発言するのが苦手な人も、しっかり思いを発言しました。

そしていよいよ、いちばん伝えたい『石巻のよさ』を決めていきます。多数決はやらない、というルールの中、議論が交わされ、徐々にまとまっていきました。
5班あったのですが、自然とそれぞれ違ったコンセプトを選ぶのが不思議です。それだけ魅力が多い、ということですね!

ストーリーを早々と組立て、細かいところをつくる班あり。テーマを選んだものの、誰が出て何をするかアイデアが煮詰まり、白紙を前に悩み止まってしまう班あり。
あと●●分!と声をかけられながら、みんなでCMを作り上げていきます。

緊張する間もなく、CM劇の時間に。
「魚が日本一おいしい町」「風土でFOODの町」「宮城県一明るい町」「年に一度オーバーヒートする町」そして「川の子、孫の子、祭りの子の町」の5つのコンセプトを、それぞれ工夫を凝らした表現で発表しました。
ストーリーづくりをしているときは『裏方でいい』といっていた子もいましたが、もれなくみんなが出演者に。みんなで考えて、みんなで作って、みんなで発表する体験の先には、「難しいけど、楽しかった!この班でよかった!」と満足の笑顔が待っていました。