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宮城の皆さまに、
未来をつくる取組をご紹介します。

Vol.9|2017年3月8日

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使うほどに味わい深い 
サメの町・気仙沼から生まれたシャークスキン

気仙沼は、サメの水揚げ量日本一を誇ります。サメといえば、高級食材「フカヒレ」が有名ですが、「シャークスキン」と呼ばれるサメの革は、頑丈で水に強いことに加え、その希少性により、いま世界から注目されています。平成9年気仙沼産業センター内に「シャークミュージアム」が完成。全国的にも珍しいサメの博物館が誕生しました。今回ご紹介する熊谷牧子さんは、ミュージアムに併設されたショップで、気仙沼産のサメで作られた健康食品や革製品などを販売していました。ところが東日本大震災により被災した会社は解散。職を失ってしまいます。

「サメに魅了されていた私にとって、サメ製品の販売は天職でした。突然職を失ったことへの不安もありましたが、このまま気仙沼のサメが消えてしまうのではと、居てもたっても居られなかったですね。」その後、知人からの後押し等もあり、仮設店舗でサメ皮製品の店「シャークス」を起業。気仙沼ならではのサメ革製品を作りたいという思いから、縫製は地元の職人さんたちに依頼しています。

福幸小町田中通りの仮設店舗にある
シャークスのオフィス
(販売はインターネット中心に行っています)

「サメ革は質感はザラザラしていますが、使い込むほどにツヤが出る特徴があります。魚類ならではの水に対する強さもあり、一生モノとも言われています。」
シャークスでは、サメの歯がそのまま生かされた小銭入れや、赤ちゃんへの贈り物として喜ばれるサメ革のメモリアルシューズなどを製造販売。一つひとつ 職人たちの手で丁寧に作られる製品は、オリジナリティに溢れています。

使うほどに手に馴染み、ツヤが生まれるサメ革製品。
お好みに合わせ、カラーバリエーションも豊富です。

シャークスのサメ革製品は、「新しい東北」復興ビジネスコンテストにおいて、仙台銀行じもと復興創生応援賞を受賞。さらなる販路拡大に期待を寄せます。 「震災で辛い経験もしましたが、それ以上に企業を後押ししてくれた皆さまへの感謝の気持ちがあります。受賞は、そんな皆さまへの恩返し。これからもサメ革製品を通じて、気仙沼の魅力をPRしていきたいと思います。」

親から子へ、孫へと長きに渡って使うことができるシャークスのサメ革製品は、“お守りのように”家族の絆を繋げていきます。


「新しい東北」復興ビジネスコンテストとは
復興庁の「新しい東北」官民連携推進協議会では、被災地の産業復興に向けた地域産業の創出の機運醸成を目的に、平成26年度より「新しい東北」復興ビジネスコンテストを開催しています。
くわしくはこちら  
http://www.newtohoku.org/bcontest/BC_winner2016

内村航平選手が復興応援大使に就任しました

復興庁は、被災地の現状を国内外へ情報発信することを通じて被災地を支援する「復興応援大使」を新たに設け、オリンピック金メダリストの内村航平選手に就任頂きました。

2月23日(木)には、安倍総理大臣、内堀福島県知事を表敬訪問し、「被災地の方々に、体操競技を通じて勇気や感動を与えられるようになりたい。一緒に頑張っていきたい。」と想いを述べました。

内村選手と安倍総理大臣、内堀福島県知事との写真

7年目の挑戦(内村選手のサインの写真)

内村選手の写真

内村選手のために用意された復興応援大使の名刺には、内村選手のサインと“挑戦”の文字が記されています。今後、内村選手には、復興応援大使として復興庁が主催または後援するイベントへの参加や、復興庁が行う広報媒体への出演等、東日本大震災の被災地復興への支援にご協力頂く予定です。

株式会社 東日本大震災事業者再生支援機構「支援決定期間の1年延長」
震災前借入金がある方は、支援の可能性があります!


株式会社東日本大震災事業者再生支援機構では、震災前借入金の返済負担が重いと悩んでいる事業者に対して、震災前借入金に対する元金返済猶予・利息減免・債務免除や、今後の新たな借入金の債務保証の支援を行っており、このたび来年(2018年)2月22日まで支援決定期間を1年間延長しました。
具体的には、例えばこれから本設移転など本格的に事業再開を目指す皆さまや、仮設で事業を継続される皆さま、営業賠償の取り扱いが変更され資金繰りを検討する必要のある皆さま等に支援の可能性がありますのでご検討ください。
なお、相談を受けてから支援決定までには相応のお時間が必要となります。支援対象となり得る事業者の皆さまは、本年(2017年)夏頃までに早めに下記までご相談ください。お電話頂ければ、こちらからお伺いさせていただきます。

株式会社 東日本大震災事業者再生支援機構 仙台本店 業務部
電話:022-393-8550(受付時間 平日9:00~18:00まで)
震災支援機構ホームページ  
http://www.shien-kiko.co.jp/

東日本大震災事業者再生支援のイメージ図

つくろうTV

この1年、岩手、宮城、福島のいろんな「つくろう宣言」がひとつひとつカタチになりました。

サンドウィッチマンの写真

2017年 3月11日(土)8:00~
「みんなで未来をつくろうTVスペシャル」
BS日テレで放送!

パート1「みんなで未来をつくろう教室」
~課外授業編~

サンドウィッチマンが町のCMづくりに
挑戦します!

パート2「新しい東北スペシャル」
被災三県で、復興のため、町の未来のために
奮闘する方々を追いかけます!

みんなの未来をつくろうニュース

Vol.8|みやぎの未来をつくろうニュース