宮城の皆さまに、
未来をつくる取組をご紹介します。
この度、復興大臣に就任した今村雅弘です。直前までは、衆議院国土交通委員長や東日本大震災復興特別委員長を務めておりました。
東日本大震災でお亡くなりになった多くの方々、被災された皆様方に、改めてお悔やみ、お見舞いを申し上げます。単なる復旧にとどまらず、皆が希望を持てる「新しい東北」を創造していくことが何よりの弔いであるとの強い思いを持って、復興の加速化に努めます。
大臣就任後、被災3県の県庁や被災地を訪問してきました。発災直後より被災地を訪問してきましたが、多少の地域差はあれ、復興が一歩一歩、着実に進展している様子が見受けられました。復興に携わられた皆様方に敬意を表します。
一方、復興の進展と共に、新たな課題も生まれてきますが、臨機応変かつ的確に産業・なりわいの再生等を進めていきます。観光も復興にとって重要です。国鉄、JRで勤務した経験も活かして、観光振興に努めます。
福島は、原発被災という特別な状況があり、それに応じた課題があります。国が引き続き前面に立って、復興を進めていきます。
東日本大震災からの復興は、政府の最重要課題であり、日本全体で取組むべきものです。皆様に寄り添い、未来への希望を高く掲げて共に歩んで行きましょう。
8月のJR仙石東北ライン女川延伸で、さらに訪れやすくなった女川町で、水産加工業を営む阿部淳さん。
震災後、女川町の若手事業者らで結成した「復幸まちづくり女川合同会社」をはじめ、4つの団体が協力して女川に新たなブランドをつくろうと「碧のか」(あおのか)を立ち上げましたそのなかで“ホヤせんべい”は、石巻線の女川駅開業に合わせて、開発された新商品です。
ホヤは、地域では古くから食べられてきましたが、傷みやすく、嗜好性が高いことから、好みが分かれる商材でした。そのため、これまで他の地域ではあまり食べられてきませんでしたが、震災後、事業の再建を行なうなかで、「誰でも手に取りやすい商品で、常温でも食べられるものはできないか。」と仲間とアイディアを出し合い、工夫を重ねることで、商品化。ほやを丸ごと使って、特殊な加工をすることでせんべい状に焼き上げました。
「ホヤに限らず、宮城、東北にはたくさんの実りがあります。それらに工夫を加えることで、さらに多くの人たちに知って頂けるようにこれからも取組んでいきたい。」と力を入れています。
7月22日、8月8・9日の3日間、「みんなで未来をつくろう教室」の授業が、放課後学校「コラボ・スクール」で行われました。参加したのは約30名の中学1年生。「女川の良さ」をPRする15秒のCM劇をつくるため、昨年末にオープンしたばかりの駅前商業施設「シーパルピア」で地域の方への取材にも挑戦。
アイディアを出し合ってつくり上げたCM劇を保護者や街の方たちの前で披露しました。