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Vol.8|2017年1月27日

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アニメの力で福島を元気に! ~マジカル福島2016 福島ガイナックスの挑戦!~

東京都武蔵野市のアニメーション制作会社「ガイナックス」は、子どもたちが大好きなアニメの力で福島を元気にしたいという思いから、2014年にアニメーション制作の拠点となる「福島ガイナックス」を三春町に設立。制作活動のほかに、ミュージアム事業にも取り組んでおり、翌年4月には、三春町の旧桜中学校の校舎を活用したアニメーション・ミュージアム「福島さくら遊学舎」をオープンしました。

ここでは、アニメーションができるまでの過程が体感できる展示を常設するほか、個別作品に焦点をあて、原画の展示や世界観の再現を行う企画展を定期的に開催しています。アニメ作品と連動した展覧会や上映会ほか、ワークショップを企画。子どもたち・ご家族みんなで楽しく学べる施設です。

アニメ製作の現場をわかりやすく展示

福島ガイナックスの魅力のひとつとして、地域密着のアニメーション制作という点が挙げられます。たとえば、三春町と共同制作で作られたアニメーション「みはるのハルミーゴ」では、声優の一部を三春町の小中高生から選考するなど、町全体が参加して三春町をPRできるよう工夫をしています。

また、所属するスタッフは16名のうち14名が福島県の出身。地元の方々が故郷を想いながらアニメーション制作に携わっています。 かつての子どもたちの学び舎が、アニメーションの力によって元気に。

故郷を想いながらアニメーション制作に

スタッフのひとりは、「アニメは子どもたちが大好きなもの。震災の影響で故郷を離れてしまった子どもたちが戻ってきてくれることが目標です」と、夢を語っていました。

そんな福島ガイナックスが2016年、新たなチャレンジとして取り組んだのが「マジカル福島 2016」です。全国から約7万人ものアニメファンが来場したイベントは、福島に活気と希望をもたらしました。

日本一大きな文化祭 マジカル福島2016

2016年11月3日(木)~6日(日)の4日間、福島ガイナックスが主催となり、福島県内各地で映画祭や音楽ライブなどを行う「マジカル福島2016」が開催されました。テーマは「日本一大きな文化祭」。県内外や海外の多くの世代が福島を楽しめる内容で、復興庁も「新しい東北」情報発信事業として支援しています。

福島12市町村で3つのイベントを開催

鶴ケ城や喜多方市、郡山市などを会場に、趣向の異なるイベント開催。マジカル福島各会場を繋ぐ周遊バス「マジカル号」を運行し、イベント会場だけでなく、東山温泉、スパリゾートハワイアンズ、湯本駅、磐梯熱海駅といった、宿泊施設へ輸送するサービスを展開しました。

笑顔はじける多彩なイベントで来場者を魅了

「Decoraしらかわ2016」では、白河駅前イベント広場を会場に、白河を中心とした飲食物を提供。日本一長いロングクレープ作りには大勢の来場者が参加し、会場は大いに盛り上がりました。

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